民間企業から地方公務員に転身した人のブログ

民間企業から地方公務員(県庁)に転身した男が、日々遭遇する違和感に苛まれ、また気付きを得ながら悪戦苦闘している様をご紹介します。記事内容は、#仕事術 #転職 #就職 #キャリア #公務員の仕事 などを中心に紹介しています。

【読書メモ】問題解決力という魅力的な能力を身につけたい、そんなあなたへ①

今日は、問題解決の力をつけるうえで最適で最高な本を2冊紹介します。

正直、この2冊さえあれば他を読む必要はない!と断言できます。

 

仕事=問題解決 と言っても過言ではありません!

日々、書類を作り、説明するという繰り返しに謀殺される公務員も多いと思いますが、まず仕事を通して、解決したいことは何なのか?を明確にしたいものですよね。

 

こんな方にこのブログを読んでもらい、ぜひ紹介する本も読んでもらいたいと思っています。

 

・何か問題が発生した場合に、クリティカルに問題を解決したい。

・誰もが苦悶する内容について、格好よく最適解を見つけたい。

・問題解決をすることが仕事と思いながらも、日々の仕事をこなすだけになっている。

・問題解決力を身につけたくて、色々な本を読んだり、セミナーに参加したりするけ ど、なかなかものにできない。

 

キーワードは課題解決につなげるための『課題設定』です。

まずに何に答えを出さないといけないのか。

ということです。

 

ではまず1冊目です。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 

有名な本なので読まれた方もいるかもしれません。

ただ、この本は何度も自分の血肉になるまで繰り返し読むべき本です。

 

この本のポイントは、イシュー=解決すべき課題を明確にすることの重要性とその方法が明確に書かれているところです。

 

また、努力の仕方についても勉強になります。

とにかく時間をかけることで何とかしている仕事はありませんか?

労働時間が仕事の成果の物差しになっていませんか?

(公務員はそういう意識がまだ強いとは思いますが)

根性でどうにかするというスタンスでは大成はしません。また生産性が叫ばれる昨今において時代錯誤も甚だしいところです。

 

あなたが今日やった仕事のイシューは何ですか?

もっと言うとイシューの設定をした上で段取りをしていますか?

本当にそれはやらなければならない仕事ですか?今までどおりのやり方がベストなのですか?(自分自身も思うところではありますが)

 

問題解決の近道は、適切な課題設定。

あなたの問題解決力を劇的に高めてくれる一冊であることは間違いないと思います。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 

 

【読書メモ】公務員が刺激をもらう本

読書の習慣があると、日々新たな刺激があり、楽しいものです。

 

今日のご紹介は、人生の勝算 (NewsPicks Book)

動画メディア SHOWROOMを展開する前田裕二さんの本です。

(近々、第2作目が発売される予定です)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 

実は発売当初(2017年6月)に購入し、読んだのですが、改めて読みたくなり、再読しました。(最初に購入したものはメルカリで出品したので改めて買いました)

 

不思議な本です。

本人の生い立ちから事業の立ち上げ、これまでの経緯を紹介している本。

幼少期に親を失い、小学生の頃から路上でストリートミュージシャンとしてお金を稼ぎ、その後外資系証券会社での活躍、DeNAでの苦悩、今に至る流れなどが赤裸々に記されています。

とにかくとんでもなく苦労し、とんでもなく努力をして、今、そしてこれからを作っている人であることが分かります。

ただ、どうしてもこの手の成り上がり系の本って、「すごい!」と感心するものの、自分にはまねできないと思ってしまったり、どうしても著者の自慢などがあり、少し嫌みを感じたりするところがあるけど、この本にはそういった思いを感じさせず、自分も頑張らねば!と奮い立たせてくれる言葉があります。

 

それがなぜなのか?を考えることがこの本の最大の価値なのかなと思っています。

 

思うに、とにかく自分に降り掛かる出来事を他責にせずに、自責で捉えていること。

そして、自分がコントロールできることに対してはとにかく最大限の努力をして、結果にコミットすること。

 

極端な話、誰でも意識できること、やれることを徹底している。

ただ、その徹底ぶりがえげつないんだなと。

 

・与えられた環境から逃げない(他責にしない、当事者意識を持つ)

・できることに集中し、徹底的に結果を求める(徹底的に徹底する、コミットする)

 

できるようでいて、できない。

だからこそ難しい。

でも、頑張れば前田さんのような人生を描けるかもしれない。

そんな頑張ろうと思っている人を応援する前田さんのスタンスも素敵だと思う。

 

民間にいた身としては、非常に仕事への向き合い方など、共感できる部分がほとんどでした。

公務員の人にはあまりピンとこないのかもしれませんが、公務員としても、他責にせず、自分の仕事にフルコミットして、良い仕事をしたいものです。

ぜひ、まだ読まれていない方はご一読ください。

また、2作目は、メモの取り方についての内容だそうで、これはこれで事務作業を生業とする我々には楽しみな本です。

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 

 

死ぬこと以外かすり傷というスタンス

公務員の方こそ読むべき一冊。

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

 

一見、めちゃくちゃなタイトルでかなり刺激的ではありますが、一見の価値ありです。

 

数年前からTwitterなどのSNS上に現れた、幻冬舎の編集者、箕輪さん。

最初は何者なのかなと思って、やや眉唾ではありましたが、この人、本物だと思います。

 

エキセントリックな行動という、目に見える結果にだけ注目してしまいがちですが、出版社の編集の仕事の枠を越えたこと、編集という仕事を時代に合わせて、【再定義】したことに大きな価値があると思います。

 

極端に言うと、本を作るだけでなく、企画から売り方、著者の巻き込み方など、いつの間にかファンを作り、ファンが自走して、良い意味で勝手に行動しちゃう。

そんなコミュニティのあり方に目を付けたところにこの人の価値があると思います。 

 

今、コミュニティについて勉強しているのでこの人の凄みの一端がよく分かります。

 

公務員としての今の仕事を再定義する。

挑戦しないことの我慢を続ける公務員で良いのか、今の時代に合わせて、公務員の仕事をアップデートしていきたいなぁと思います。

 

業種は全く異なりますが、周囲を巻き込み、仕事を大きくしていくことは公務員にも求められる仕事。

自分だって、できることがあると信じて、これからは死ぬこと以外かすり傷というスタンスで仕事に挑みたいものです。

 

視察という病。

◎今日のブログのまとめ

事例を参考にすることの意味をはき違えてはいけないという話。

 

数日前にネットにあがった「地方を滅ぼす視察病という申告な病気」という記事。

これはなかなか、公務員からすると「あるある」な内容でした!

toyokeizai.net

 

私は民間企業から公務員の世界に入りましたが、まさにこの記事にあるように行政の世界は特に先行事例を学ぶことに熱心です。

そのこと自体はとてもいいことだと思いますが、ままあることとして、先行事例を知ること、外形的に真似ることそのものが目的化してしまっているところがあります。

 

私が経験した部署ではありませんでしたが、分かりやすい事例だと先進的なハード施設(市民に開かれた市役所や機能的な文化ホールなど)を見に行く視察などは確かによくあることだと思います。

 

対応する方は、きっと同じ話を何度も説明していることでしょう。

 

でもきっと視察した後に、自分たちが持ち帰って、実際に何かしらに反映されたのでしょうか?そのときは感心して、帰るけど、結局、何も自分たちの行政にはつながらない。きっとそんなことはたくさんあると思います。

 

もちろん、刺激としてその後の仕事にインスパアされていることもあると思うので一概に、そして明確に視察が役立ったと証明することは難しいものもあります。

 

また、役立てたと言っても、そのまま同じような建物を自分たちの地域に作ったとしても結局は自分たちの街に先行事例と同じような建物が建つだけで、確かに多少話題になることはあっても、差別化はされないため、結局は先行事例が生き続けるのです。

結果であるアウトプット(ここでいう建物)だけを真似たところで、二番煎じ以外の何者でもなく、差別化はできないということです。

その最たるものは、ゆるキャラの乱立なのかなと思います。

没個性的にゆるキャラというアウトプットだけを真似るため、PR効果の乏しいゆるキャラだけがひたすら増えていく構造があります。

 

物事には何事も思想や狙い、過程があります。

私はその背景にある思想や過程にこそ、視察で掴み取ってくるものだと思っています。

そこが分からないと、単純に外形的に真似るだけだし、そもそも何らのアクションにつながらないのかなと思います。

 

例えば、ゆるキャラの成功例である、くまもん。

これはゆるキャラそのものが秀逸だったわけでなく、その背景や狙い、過程という連続性や拡大性にこそ、妙があったから成功したのではないでしょうか?

そこを抽出して掴み取らないと、目に見えることしか再現できません。

要は、なぜうまくいっているのか、そこには美しいストーリーという背景、過程があるものです。

 

そういったものを抽出し、成功を別の切り口で再現できる公務員になりたいものです。

 

この記事の作者はいくつも地方創生について本を書いています。

私も読んでみたくなりました。

 

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

 

 

【民間から公務員を目指す方へ】志望理由のまとめ方・考え方について

◎今日のブログ

社会人経験のある方で今後公務員を目指す方向けに志望理由のまとめ方・考え方についてご紹介します。

面接対策等の一助になれば幸いです。

 

◎環境の変化

社会人経験のある方で公務員を目指す方は今後どんどんチャンスは増えると思います。

なぜなら、国が企業や組織に固定化されずに自らキャリアを作っていくことを求めているからです。要は自分で自分の面倒を見てね。という意味合いでキャリア論とつながって話をしている節があります。

 

ただ、国の方針として、そういった考え方があり、企業などの中途採用の活性化についても言われています。

今後、間違いなく、民間から公務員、また公務員から民間という流れは加速することは間違いないと思います。

そのためにはお互いが移動しやすい環境を作っていく必要があります。

雇用体系、給与、待遇、キャリア形成、人材レベル等、ある程度公務員、民間問わずにフラットになっていくように感じています。

 

断言しますが、民間企業経験者の公務員への門戸は拡大の一途を辿ります。

採用枠が増えると思いますし、入庁後も民間経験者が多い状況になると思います。

ぜひ、民間での経験を生かしながら、既存の公務員のやり方を改善してくれる方が多く公務員の世界で活躍してほしいと考えています。

 

◎志望理由のまとめ方・考え方(今回のブログの本題)

私も相談を受けることがありますが、志望理由のまとめ方・考え方について悩まれる、社会人の方が少なくないと思います。

今日はその点のヒントになりそうなことを書きたいと思います。

 

まず、あなたの就活を思い出してください。

よく、自己分析と企業分析と言われたと思います。

中途採用においてもこの部分は重要です。

特に自己分析は重要です。

 

・自己分析について

これについては、とにかく言語化することです。

面接でよく聞かれることをベースに自分の答えを実際に言葉にします。

これについてはとにかくノートに書き連ねてください。

そして自分の書いた答えについて、なぜ?と気になることを深堀りしていってください。これについても同様にとにかく書き出すのです。

自分しか見ないノートですので体裁は気にせずにとにかく思いを言語化することです。

 

頭に思っていることでも実際に言葉に書いてみると結構と抜け漏れがあることに気付きます。また矛盾していたり、論理のつながりがない点、弱い点が分かります。

 

自分がなぜ公務員になりたいか?という観点よりも、面接官としてはどういう思いを持った人がどういった仕事を経験し、その経験を公務員としてどう活用しようと考えているのかを知りたいのです。その上で合否を判断します。

 

最終的にはそのつながりをまとめる必要がありますが、まずは自分のこれまでの仕事の振り返り、棚卸しの意味合いで仕事を言語化してください。

 

・企業分析について

これについては、民間ほど必要ではありません。

なぜなら、役所はあらゆる業種の企業の集合体のように様々な業務を扱っています。そのため、自分の経験がいかせそうだと思う業務はいくらでも見つかります。

役所のHPなどでチェックした方が良いのは、各役所が課題を感じているテーマについて知っておく事です。

ただし、これについてもだいたい地方の課題は共通しているところが多いです。

例えば、人口減少対策、医師不足少子化対策など

このあたりの役所が課題としているテーマに合わせて、自身の経験を活用するという話であれば役所の人事へのアピールとしても効果的です。

自分であればどういった打ち手を打つかなどについても答えられるような準備も必要です。ただし、具体的な既存の事業ややっていることがわからず、より正確なことは言えない場合もありますが、あくまで覚悟があるという意味合いで想定問答を用意しておけばよいかなと思います。

 

・WILL・CAN・MUSTという考え方

前職で使っていたスキームですが、ご自身の仕事を棚卸しする上で有効なフレームかなと思います。

ぜひ整理する際に使ってみてください。

 

WILL

全て文字通りの意味ですが、これは意思です。

仕事を通じて、自分の意志を実現したいわけですから、自分にとっての意思は何なのかを明確にする必要はあると思います。

 

CAN

これは、できることですね。

仕事の経験を通じて、どんなことができるのか、スキルがあるのか、資格があるのかなどのことです。この領域を膨らませることで自分のWILLの実現につながるわけです。

 

MUST

これは、やらなければならないことです。

当然、自分がやりたいことだけをやって給料をもらうわけではないので、目の前にはやりたくはないけど、やらないといけないこともあります。

ただし、そういった仕事でも細かく分けると様々な要素で構成されています。

(例えば、ひとえに営業といっても、見込みを見つける探客、アプローチをするフェーズ、提案、クロージンズ、納品など、工程をいくつも分けることができます。営業に苦手意識がある人は、どの工程に苦手意識があるのかを整理する必要があります)

要素を分解すると、苦手、得意、普通などと分けることもできるかと思います。

より得意分野を伸ばして、CANを広げるという形もありですし、苦手としている分野を少しでも改善できればより強みが伸びるなどもあるかもしれません。

 

日々の業務をただ嫌々やるのではなく、要素分解などをして、CAN・できることを広げることが大切だと思います。

 

そういった切り口でまずはご自身の仕事を整理されてみてはいかがでしょうか?

場合によっては、今の仕事でより高みを目指すという結論もあると思います。

どうしても転職モードになると転職ありきになりますが、今いる環境で改善できることであればその方がスムーズに移行できることもあります。

 

結論としては、民間企業経験者の場合は自身の経験と役所の課題のリンクをどう説得力をもって説明することができるか、だけだと思います。

 

あなたの立派な経験は必ず活用できます。

頑張ってください。

 

その他、質問などがあれば、コメントやまたツイッターのDMなどでご相談ください。

 

 

◎参考図書

この手の考え方は、リクルートがかなり進んでいると思います。

人のキャリアに携わる企業なので、自分たちの社員のキャリアへの意識も非常に高いと感じます。

 

リクルートの すごい構“創

リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド

 

 

【読書メモ】仕事の技法(田坂広志)

通勤時間を利用して、毎日1時間弱の時間を読書に当てています。

毎日、決められた時間の中でしっかりと本の内容を吸収したいと思えるので良い習慣かなと思っています。

結婚、育児などのライフスタイルの変化が生じると、自分自身の時間というのは非常に限定されます。

独身時代がいかに自由であったかと思い、もっとあれもこれもやれば良かったと少し後悔することもありますが、後悔先に立たず。

 

日々、自分の時間の向き合い方を大切にしています。

 

もともと読書は年間100冊以上は読む位、習慣化されていましたが、最近は新しい書籍は月に1〜2冊程度で、ほとんど過去に購入した書籍で自分が良いと思った本を何度も読み返すようにしています。

毎月特定のテーマを持って、力をつける目的で特定の本を繰り返し読んだりもしています。筋トレと同様に読書も鍛えたい力を意識して読む事で吸収率が違うように感じます。

 

そんなこんなで最近、久し振りに取り出した本が、標題の田坂広志さんの

仕事の技法 (講談社現代新書)

 

表紙にもあるとおり、「相手からの言葉以外のメッセージを感じ取るこの一つの技法を身につけるだけで仕事力は、圧倒的に高まる」ように感じています。

 

前職で営業を経験していたためか、経験的に人の表情、言葉、仕草等は気にするタイプで、相手の言葉の真意などを想像することは比較的できているかなとは思っていました。ただ、公務員に転身してから、基本的に庁内の方とのやり取りが大半でしばらく忘れていた感覚のような感じがします。

 

むしろ、レク(上司に説明すること)ではあまり課長や部長、その上などの顔はあまり見たくもありません笑。

 

ただ、正解のないような問題に立ち向かうときに、言葉などから言葉以外のメッセージをつかみ取る力は改めて大切などと感じています。

 

自分の仕事力を高めるために、想像力を豊かに高めていこうと思っています。

 

仕事の技法 (講談社現代新書)

仕事の技法 (講談社現代新書)

 

 

 

 

公務員の副業解禁について

◎今日のブログのまとめ

 ・公務員の副業ってどうなの?

 ・これからの公務員の働き方

 

公務員の世界でも「副業」が熱を帯びてきた感があります。

こんなイベントも ↓ ↓ ↓

https://www.businessinsider.jp/post-172856

私の所属する県庁ではまだあまり・・・ですが、いずれ国、地方とこの流れは出てくると思います。

 

個人的には大賛成です。

どんどん解禁してほしいです。

 

民間経験があるかもですが、それなりに副業としてやりたいことは幾つかあります。

公務員の業務につなげる貴重な経験を積みたいという思い、様々な人とつながりたいという思いがありますが、当然、価値を提供した上でしっかりとお金も稼ぎたいと思っています。

※お金を稼ぐことは悪いことでもなく、そもそも価値を提供し、それを価値だと感じてくれる方が対価としてお金を払ってくれるわけですので、お金を稼ぐということは多くの方に価値を提供しているということができます。

(もちろん、悪いことをして、だましてお金を稼ぐことは言語道断ですが)

 

公務員が副業するメリットは幾つかあります。

①腐っても公務員ということで公務員への安心感がある。

世間の公務員のイメージはともかくとしても、特に地方では公務員への信頼感はあります。お金を借りるうえでも、地方では公務員が最も信頼感がある職業の一つと言っていいと思います。

そのため、何かを始めるにしても、仲間を集めるにしても、とっかかりとしてはある程度スムーズに入ることができます。

また、私が特に感じるのは、公務員という立場であれば、ある程度、誰とでも会う事ができると思います。やや言い過ぎですが、公務員の名刺は結構使えます。

私が今後、本格的に副業を始める場合は、公務員の安心感は最大限活用しようと思っています。

 

②時間がある。

公務員は基本的には土日休みで、平日も17時頃で終わりです。当然忙しい部署はありますが、働き方改革は全体の残業代を浮かせることで財政負担を緩和するという延命措置でもありますので、今後どんどん人件費がかからないような力学が働き続きます。

そうすると、定時上がりできる公務員が増えます。

土日も休みなので、基本的には仕事以外の時間を多く取ることができる大きなメリットが公務員にはあります。

 

③残業代が稼げなくなる。

②で示したとおり、残業は減り続けます。(マクロで見ると)そうすると残業代の収入が減ります。ということは公務員の年収はダウントレンドになります。

稼がないといけないですね。自分のためにも、家族のためにも。

 

こういう状況ですので、副業解禁に向けて、準備することは必須なのです。

公務員副業解禁の時代は、言うならば、稼げる公務員と稼げない公務員の差別化を進めます。稼げるというのは、金銭的という意味だけでなく、人とのつながり、経験から本業に影響を与えるポジティブなものも含めての意味合いです。

 

いざ、解禁してからの準備では遅いのです。

私が副業として進めたいことは今度またご紹介したいと思います。

 

 

サラリーマンが副業で 最短で年収を超える不動産投資法

サラリーマンが副業で 最短で年収を超える不動産投資法

 

 

ちなみに不動産投資はあまり考えていませんが笑、ありがちなパターンかなとは思います。

公務員の面談・異動について

◎今日のブログのまとめ

 ・公務員の年1回の面談

 ・公務員の異動の方法(公募制人事)

 

1 公務員の年1回の面談

 

今回は、公務員の中の異動などのルールについてご紹介します。

あくまで私が所属する県庁の話ではありますが、ある程度、どの自治体でも運用されている話なのかなと思います。

 

毎年、秋の恒例イベントとして、所属の課長や課長補佐との面談があります。

内容は、今の仕事の自分自身の評価(向いてる、向いてないや仕事の量多い、少ないなど)や今後挑戦したい仕事などについて話すものです。

時間としては、一人10分程度。異動が近い場合(今の部署に3,4年いる場合)は、もう少し長くなったりしますし、逆に異動で来た年は5分位で終わったりします。

 

そのため、対応される時間で何となく来年の異動の状況がわかったりするものです。

正直、人事のメカニズムが分からないので、どの程度この面談が考慮されるのか、謎ではありますが、面談などを経て、所属している課として、誰を異動リストに載せるかなどを課長と補佐が決めるようです。

 

また、この異動リストに載ったとしても、当然異動できないこともあるし、逆に異動リストに載ってないけど異動できる場合もあるようです。

例えば、新採用は2年で異動するなど、各自治体で暗黙のルールのようなものがあります。

 

少しずつこの時期になると皆さんソワソワ、フワフワとしてきます。例年、3月中旬頃が異動の内示の時期なのでその頃は皆さん心ここにあらずという感じですね。

 

ちなみに、やや脇道にそれますが、成果が見えにくいゆえに評価も見えにくい役所の世界では、ある意味で人事が全てになります。

 

いつも忙しい部署というのは、仕事が多く、大変だけど、重要な部署であり、それに耐えられ、乗り越えられる人材が行くことになります。それはまさに、仕事ができる!と人事が評価しているということです。

 

人は皆、大変だと思いながらも、重要な部署に配属されたことを意気に感じて頑張るのかなと思います。

それだけ人事(配属)は評価ということなのです。

 

 2 公務員の異動の方法(公募制人事)

 

また、通常の異動とは別に、公募での人事もあります。

民間企業でもよくあるパターンで、いくつか募集のある課から自分がチャレンジしたいと思えば、手を挙げることができる制度です。

応募したことはありませんのでどの程度、意向が反映されるのか、分かりませんが毎年少なからずこの制度を利用して異動している方もいます。

ただし、募集している課は、だいたい、多忙を極める、調整が面倒、等、かなり癖の強い部署がラインナップされるため、なかなか、そもそも行きたいと思う人が少ないのかもしれませんが。。

 

一応、各人の希望を考慮する人事の異動のパターン、道は用意されています。

 

簡単ですが、私が今の県庁で感じる、公募制人事のデメリットを挙げたいと思います。

 

①行きたいと思える部署が少ない。

これはそもそも行きたいと思える部署が募集していないということです。

正直、誰も行きたがらない部署がエントリーされていて、つらい部署の見本市のような存在になってしまっています笑。しかも当然毎年のように同じ顔ぶれなわけです。そりゃーあんまり行きたくないですよね。。

あと、こういう部署に適当に社会人枠採用の人間を安直に当てはまるのもやめた方がいいとも思います。

 

②公募制人事の結果で異動した人だと分かってしまうこと

毎年度、どの部署に何名、公募制人事で異動したかが、オープンになりますが、これは個人的にはよくないなぁと思います。

個人名までは出ませんが、何となく特定することはできます。

様々な理由、事情で新しいところへチャレンジしているでしょうし、この制度を使うことで元々いた部署には若干、申し訳なさを感じてしまうように思います。(私だけでしょうか?)

別に今の部署が嫌というよりも、ポジティブにより自分の経験、志向が生きる環境で仕事をしたいと思う人もいるわけです。

このあたりをオープンにすることが、人事の嫌らしさを感じてしまいます。(昨年度●名という表現だけでいいように思います)

それよりも応募者○名、決定者○名で割合を出した方がいいように思います。正直この制度は選考プロセスが不明瞭なので、このあたりの数字で難易度を見定めたいところでもあります。

 

人事にこそ、オープンネスとフェアネスが求められるところかなと。

各人の強みを活かす方針、組織運営を目指す人事になってほしいし、このあたりは現場から変革するのはとっても難しいので、知事あたりのリーダーシップに期待したいところです。でもこのあたりをうまく動かせるのは民間出身知事のような気もします!

民間の経営者を経験した人が知事になる、あるいは知事に近い立場でサポートするというような仕組みがよりできることを期待したいと思います。

(上にゆだねるのはあまり良い案ではありませんが、正直、公務員しか経験していない人と民間経験者ではこの手の人事の思い切りは違うと思います)

 

より強みを活かす人事へ。

私も何らかの形で人事に関与する日がきたら、まず私自身がかんじる違和感をもとに、働きやすい環境、一人ひとりがより力を発揮しやすい環境ができればと思います。

 

サイバーエージェントの曽山さんの取り組みは大変参考になるし、こういった組織が日本により多く生まれれば、日本の現場はより活性化すると思います。

なかなか、役所には導入しにくいことも多いですが、社会は変わるし、公務員の世界もスピードは遅いかもしれないけど、少しずつ変わってきています。

 

強みを活かす (PHPビジネス新書)

強みを活かす (PHPビジネス新書)

 

 

民間企業から地方公務員に転職して収入激減した男の結論(仮)

◎今日のブログのまとめ

 ・民間企業から地方公務員に転職した際のメリット

 ・民間企業から地方公務員に転職した際のデメリット

 

先日、地方銀行から地方公務員に転職した人のインタビュー記事をネットニュースで拝見しました。

内容は概ね、共感できる内容であり、「みな、同じようなことを気にしているんだなぁ〜」と感じるものでした。

web.smartnews.com

 

この記事に触れて、私自身も感じるメリット、デメリットを挙げてみたいと思います。

 

◎前提

私は東京本社の総合情報サービス業種の最大手企業に新卒で入社し、約10年間勤務し、故郷の県にUターンして、県庁で地方公務員として勤務しています。

当時、年収は約900万円でした。30歳代前半でその程度の給与をもらっていたのでかなり一般的には高給の方に入る環境だったと思います。

元々、能力主義が強い企業のため、給与ベースは普通の民間よりも高いと思います。ただし、当然その分競争環境は激しく、常に給与が上がり続けるということではなく、業績次第では下がるリスクもあります。

東京在住で妻(私と同郷)と二人で暮らしていました。

 

◎Uターンの経緯

いずれは私も妻も地元に戻って仕事をするつもりでいました。

前職の採用面接でも、「いずれは自分の地元に戻って、自分で事業をしたい」ということを言っていました。

入社後、全国組織のため、いくつか転勤を経て、最後は本社で極めて優秀な上司、同僚、後輩とともにかなりハードな仕事ではありましたし、求められる業績、期待も大きい中でプレッシャーを感じながらも、仕事自体にはやりがいを感じていました。

 

一方で、かなりハードな仕事でもあり、この先ずっとこういった環境で働くのは大変かなとも思っていました。業績次第でどんどん上に行ける魅力もありながらも、非常に優秀な人材が集い、日々切磋琢磨し続けられるのかなという不安も間違いなくありました。また出張も多く、体力的も結構しんどいかなとも感じることもありました。

ただ、仕事自体には全く不満もなく、人間関係で悩んだこともないぐらい素敵な企業でした。誰もが知っている大手企業であり、その企業の一員であるという誇りも大きかったのかもしれません。

 

30歳をすぎて、少しずつ地元での勤務を意識し初めていた頃に、県庁の社会人枠の試験が東京で開催されると聞いたので、最初は物見遊山程度の気持ちで受けにいきました。何度か選考を重ねる過程で、そもそも学生時代に国家公務員を目指して勉強していたことや父親が公務員であったことなどを思いながら、次の仕事は公務員というやり方も悪くないのかなと思いました。

 

もちろん、地方で働くことで、給与は必ず下がると覚悟していましたのでそこまで収入激減については気にしていませんでした。

 

◎地方公務員に転職したメリット

 

・自分への投資できる時間が多い。

土日完全休みで平日も基本的には定時で帰れる。これはデメリットだとも思っていますが、基本的に公務員の仕事は暇です。(笑)だから正直に言うと、仕事そのものにやりがいを見いだしにくいことは事実としてあります。ただし、仕事を家に持ち込むこともありませんし、土日は子供や家族との時間に使えます。

 

また、友人や何かしらのコミュニティに所属して、仕事以外の分野で外部と接点を作る活動への時間の捻出ができます。そういった仲間を見つけるのは東京の方が楽ですが、時間があるというのは大きなと思います。

自分で資格の勉強をしたり、読書をしたりという時間を取る事ができるのはとても大きいです。

 

・仕事へのプレッシャーをあまり感じない。

こういうと怒られそうですが、前職に比べると圧倒的に仕事が楽です。基本的にはデスクワーク中心ですし、淡々とやれます。ここはデメリットでも紹介はしますが、結構バリバリの営業環境で仕事をしてきたものからすると、周りの仕事のスピードも決して早くないし、生産活動をしているわけでもないので仕事のプレッシャーで夜も眠れないとか、憂鬱だと感じることはほとんどなくなりました。

と同時に仕事へのやりがいも感じることが極端に減ってしまいましたが。

幸い、Uターンしてから、就寝中の歯ぎしりや寝言などがほとんどなくなったと妻から言われるのである程度、プレッシャーを感じずに日常を過ごせているのかなと思います。

 

・足るを知るということ。

一番つらかったのは、給与がほぼ半分近くまでになりましたので(年収ベースで900万から600万弱に激減)生活水準を落とすことが一番つらかったです。(汗)

ほぼ毎日夜は飲み歩いて、結構安くないお店を使っていました。戻ってきてからも数年はその癖が抜けず、友人などと一緒に今までの水準で飲み食いや買い物をしていました。そのため数年で本当に貯金を減らしてしまいました。。。ここは大きな反省点ですが、家族も増えて、自分が小遣い制になり、ようやく自分の生活水準を身の丈にあったところまで持ってきつつあるかなと思っています。

それでも普段生活する上では支障はないですし、飲みに行く機会も本当に少なくはなりましたが、自宅で飲んだりと、自分なりにリラックスできる方法が身に付いてきたかなと。そういう意味でUターンで年収が下がることを懸念する人も少なくないと思いますが、生活する上でのコストも東京よりも安く抑えられるし、お互いの両親が健在なので、子供の面倒、子供への投資、私たち家族への投資なども両親が金銭的、非金銭的にも支えてくれるところもあります。

ある意味で地方の生活を楽しみという意味での足るを知るということかなと思っています。

 

◎地方公務員に転職したデメリット

メリットに挙げた裏返しかなと思います。

とにかく年収ベースを下げたくないのであれば、そういった環境で働くか、独立・起業などをしないと難しいかもしれません。

とにかく競争環境の激しいところで仕事にもまれて、自分の市場価値を高め続けたいという方は、まだそういった環境が揃っている地方の企業は少ないと思います。

 

私自身は、自分が生まれ育った環境で、子供を育てたかったという思いがあります。また田舎で生まれて長男として、やはり地元をないがしろにはできないなという思いもありました。古くさい考えかもですが、田舎生まれの人であれば多少共感いただけるのかなとも思います。

 

一番しんどいのは、公務員の仕事があまり面白くないということですかね。(笑)

仕事を通じて、成長したいと思っている人がほとんどいない、共感できる仲間があまりいないというのもかなりしんどいところではあります。(泣)

ただし、仕事は自分のこだわり方一つでいくらでもやれる余地はあるし、(例えば、大昔から使っている、見づらい資料を分かりやすく改変したり、仕事の進め方をシンプルにしたりなど)、県庁の名刺があれば、だいたいの人とは会えたりできるので、使いようかなと。いくらでも仕事を面白くできる余地はあるかなとも思っています。

 

Uターンして、5年。

子供もできて、家族も増えました。

孫の成長を楽しみにしてくれる両親も健在です。

 

気の合う仲間と仕事以外で様々な試みができたりしています。

 

地元の素敵な自然、美味しい料理、お酒があります。

 

あとは本業の仕事をもっと楽しめるような状態をいかに作れるか、かなと。

 

今までは、人が作った環境から与えてもらっていたのだと思っています。

自分には過分すぎるほど、多くの経験、知識、お金をくれました。

これからの20年は、いかに自分が周りに与えるか、よい環境を作れるかだと思っています。

 

やったります!

 

 

 稲盛さんの言葉がしみます。20代の頃はまったく響かなかっただろうな。(笑)

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

 

 

②県庁の働き方は採用で変わる。(私が県庁の採用のリーダーであったら)

◎今日のブログのまとめ

  1. 公務員の配属の改善
  2. それでも不合理な配属はどう乗り切るか?

=======================

 

先日のブログで、県庁の働き方は採用で変わるとお伝えしました。

具体的には①採用と②配属が大事であると。

k-hacks.hatenablog.com

続きを読む

県庁の働き方は採用で変わる。(私が県庁の採用のリーダーであったら)

◎今日のブログのまとめ

 ・「働き方改革」とは「働きがい」を感じることから始まる。

 ・働きがいを作る根源は「採用活動」

 ・つまり、「働き方改革」とは「採用活動の改革」である。

 

 1 役所の働き方改革の行く末

先日のブログで働き方改革を進めるうえで「働きがい」を感じる職場にするかが肝だという話をしました。

また、「働きがい」を生み出すためには、各人の強みや特長を活かして、仕事とつなげていくことが大切です。

 

役所は、仕事に人をくっつけます。

難易度が高そうだから、折衝が多そうな案件だからと、何となく年次の上の人に任せる、若者の視点を活かして、斬新な企画を考えてほしいからと、何となく年次の下の人に任せる。という感じで、仕事ありきで考えます。

過去もそのようにやってきたから、これからもそうする。。。という感じです。

これでは、なかなか任された方はモチベートされません。

自分でなければならない理由を説明してくれる、言語化できる上司はそうそう役所にはいません。

 

また、役所は基本的に強みを活かすよりも仕事を通じて、欠点を減らす、なくすためにそういった仕事を割り振ります。全員、何でもある程度できる人材を作る配置がなされており、根底には弱みがないことを強みとする考えが垣間見えます。

 

当然、こういった仕事の任せ方、配置の仕方ではより働きがいを感じて仕事をするということは絶対につながらないと思います。

恐らく、強みを活かすという観点で人事を動かしている役所は、全国にどこにも存在しないかもしれません。

 

結果的に、自分のしごとにやりがいを感じる職員の割合は低く、恐らく国、地方問わず、この指標が高い自治体はないと思います。

 

そんな役所の人事状況で出てきた昨今の「働き方改革」というお話。

ご多分に漏れず、私が所属する県庁もどうようにそういった働き方改革の手法をまとめた行動指針のようなものを策定しています。

 

働き方改革を通じて、職員が感じる仕事へのやりがいを高めるということらしいですが、実際の順番はその逆なのです。

自分の仕事にやりがいを感じずに、極端な話、残業代をもらうことぐらいしか楽しみがないとさえ思っているような職員がいる環境で、生産性を高めよう!なんてかけ声で実現するなんで夢のまた夢でしかありません。

結局は働き方改革の様々なメニュー、ツールも使用にあたってのルール等が導入され、手続き増えて、使うことも面倒臭くなり、誰も使用しない、何も変わらず、最終的に「働き方改革は意味がなかった」という烙印を押してしまいます。

間違いなくそうなります。

 

○先日のブログ

k-hacks.hatenablog.com

 2 まず取り組むべきこと

1で伝えたとおり、職員の働きがい指標は働き方改革の結果指標ではなく、まず持って着手しなければいけない目標であり、打ち手が必要なものです。

職員の働きがい向上なくして、働き方改革はありえません。

絶対に失敗します。

 

なぜ、現状、職員が自分の仕事にやりがいを感じないのか?という点について考えないと行けません。

中には仕事にはやりがいを感じるけど、長時間勤務だからきつい。

だから正直、今は仕事のやりがいを感じない。

そのために生産性を上げて、プライベートも充実させる、働き方を多様なスタイルで!働き方改革!というのはある程度、論理的だし、働き方改革はこの枠組みの中で組み立てられています。

でも、でもですよ、私の直感ですが、そういう人はわずかだと思います。

 

現状は、

・今の仕事はつまらない、自分がやる意味を感じない。

・でもやらなければならないし、ちゃんとやらないと評価されない。

・やらないといけないことが多く、残業が増える。

・残業代は増えるけど、いくらやっても仕事そのものには何らやりがいを感じない。

・成果が曖昧。失敗は明確。だから失敗しない(手続きを抜け漏れなくやる)ように決められた手続きを粛々とやる。

と感じる方がたくさんいるのではないでしょうか?

 

そこで私が県庁の採用のリーダーであったら、下記の取り組みを行います。

大きく2点。(やや時間がかかりますが、本質的なことなので仕方ないと思います)

 

① 採用を変える。

② 配属を変える。

 

役所に限らず、どの組織もそうでしょうが、役所はこの部分があまりにも機能していません。労働組合の兼ね合いもあり、思い切りがつかない分野ではあることは承知していますが今後の公務員の働き方を考えるとここしかないと思います。

 

 3 ②について

今日は、先に②について話します。

 ①はもっと本質的で長期的な取り組みですので、次回以降に取り上げます。

 

② 配属を変える。

まず、役所の人事、配属は謎が多いです。

どういった評価モデルで人をはめているのか、全くわかりません。

固めの民間企業(例えば、金融など)も同様かもしれませんが、結果的に人事でその人の評価が明らかになるというものです。どの組織も花形部署やエリートコースと言われるような部門があり、そこに配属された人は評価されているというイメージになります。ある程度、年次を重ねれば、本人の志向はともかくとしても、その人の能力をもってして、難題に取り組んでほしいという人事の狙いは十分理解できるところです。

私が言いたいのは、20〜40歳代前半くらいまでのキャリアパスになります。

このあたりは、かなり謎です。

私のように社会人枠で採用された者でも、結構、前歴の経験などが無視された配属などになったりします。この点は本当にやめてほしい。経験を活かせないのであれば、極論、入庁せずに他の選択肢を選ぶこともできるわけです。

中途採用の活かし方についても、個人的にかなり思うところがあるので別記事でお伝えしたいと思います)

 

もちろん、組織人として、何でも自分の思い通りにいくわけではありませんし、自分の思い通りにならないことの方が多いのは当然です。

ただ、職員の配置という組み合わせという問題については、もっともっとやりようがあるだろうと思ってしまいます。

ただですら、地味な仕事で面倒なことばかりなので、もう少し各人の強みや経験が生きる環境を整備することで生産性は高まるかと思います。

 

さらに大きく2点、やるべきことがあると思います。

(1)人事部門がやること。

①役所の業務自体のグルーピング

(各部門にどんな職務適性が求められる仕事があるかということ)

②職員のグルーピング

(各職員の志向、強み、経験の整理)

③上記、二つの組み合わせ → 配属

 

①については、役所の仕事は幅広いですが、仕事を分解すれば、大まかにでもどういった職務上の適性が求められるかという点は、何点かにグルーピングすることは可能だと思います。

職務適性は、例えば、SPI等の適性診断ツール等のフレームを使い、一旦、仮置きするのもありだと思いますし、自分たちでオリジナルにもうけることもできるかと思います。

※ただし、この点は新採用職員の採用時にもつながるため、共通のフレームで人事が同じ意味でイメージできる言葉と定義付けが必要です。

恐らく、グルーピングのレベルの差はあれ、多分10個以内にはまとめられると思います。一つの事務をとっても様々な要素があるということであれば、その中でも特に重視される、優先される職務適性という選び方でも良いと思います。

※ただし、ある程度、一つの事務でも複数の職務適性が求められるものはそれを網羅して、現場と接続することが大切です。現場での事務の割り振りにおいて重要な指標になります。

 

②については、これまでの仕事の経験、面談などで語られる本人の意向などをまとめること。これも同様に本人の適性を把握する必要があります。

この点は、あまり変化がでない適性検査の結果をベースにしてもよいと思います。

 

③最後にマッチングです。

このあたりは民間企業でも先行している、人事×AI等の進展でより納得感のあるマッチングができるように感じています。

このようなスキームが出来上がれば、ある程度、動かす側と動かされる側で納得感を持ち得るような気がしています。

 

(2)配属現場がやること

・各事務の割り振りにおいて、各人の強みをベースとする。

・強みを言語化して、本人に割り振る際に意味付けを行う。

・今後やりたいこと、挑戦したいこと等を定期的な面談で把握しておく。

 

今回は、思いベースで書き連ねましたが(汗)、今後はより落ち着いて、現場での運用についてもブログで発信していこうと思います。

 

まずは、強みをとことん活かすという人事の運用が求められるところです。

強みを活かすことについては、ソフトバンクリクルートサイバーエージェント等、日本を代表するイケテル企業が導入しています。

 

また、読んだ方も多いかもしれませんが、特に役所の人事課の諸君は必ず読んでほしいのが、ストレングスファインダーの本です。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
 

 

日本の役所が強みを活かした組織運営を進めたら、非常に強いと思います。

なぜなら、そもそも基本的には頭のよいメンバーが多い、自分の故郷や地域をよりよくしたいという思いがベースにある、事務職、技術職など様々な職種の人が同居している組織であること(イノベーションが生まれやすい環境)等、ベースとなる人材はそろっていると思います。

活かし方一つで、いくらでも働きがいは向上するし、自ずと生産性は上がります。

私はそんな公務員組織が一つでも増えることを願い、発信や行動をしていこうと思います。

 

個人の経験、適性を生かした組織づくりへ

◎今日のブログのまとめ

 ・公務員の配属の現状

 ・個人の経験、適性を生かした配置へ

 

「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員」賞を受賞した福井県庁の岩田早希代さんのインタビューを拝見して、「仰るとおり!!」と何度も共感し、最終的には感動する覚えるものでした。

この人とは朝まで飲んで語りたいと勝手に思っています。共通の知り合いがいたら、紹介してもうおうかな♩

 

◎インタビュー記事

www.holg.jp

 

中でも、今回は公務員の人事、配置について考えてみたいと思います。

ちなみに過去のブログ記事でも取り上げているのでご興味があれば併せてお読みください。

 

k-hacks.hatenablog.com

 

k-hacks.hatenablog.com

 

まずは岩田さんのインタビュー記事からコメントを抜粋します。

『社会人経験者採用とか海外生活経験者採用枠とかで入った人も、その経験が生かされてないような仕事をしている。職場全体に言えることですが、個人の経験や専門性を生かせる配置や環境にすべきだと思います。』

この一言に尽きます。

ちなみにこの岩田さんは、広報分野のスペシャリストとして任期付きで採用をされた方ですので、当然、受け入れる組織はその方の経験を生かすために最大限の環境を整えることが求められます。スペシャリスト採用とはそういうものです。普通に民間企業が求める即戦力であれば、欲しければ、そのターゲットに必要となる環境を整備した上で募集をします。それでもターゲットが採用できないのはざらです。

そういう点からして、とりあえず県の広報力、発進力を高めるために外部から経験者を採用しよう、採用したら何とかしてくれるだろうと。これはかなり危険な考えです。

でもそういった考え方が役所には当たり前のようにはびこっています。

これでは経験者もその経験を生かしにくいです。

ましてやその経験者のアウトプットの凄さをわかる人がいなければ、孤独との戦いです。このかたのように当事者意識が高くなければ、ここまでの仕事はできないと思います。

 

私も経験者枠で採用されました。

もっとも岩田さんと異なり、任期付ではなく、あくまで行政職としての採用ですのでスペシャリスト採用というわけではありませんので、幅広く業務を経験することは大切だし、必要だとも思っています。

ただ、愚痴っぽくなりますが、正直、なんで私がこの部署なのか?という思わざるを得ない配置があったりします。

 

何のために中途採用をするのか、何を期待するのか、どこにはめるのか、中途採用なりのキャリアプランキャリアパスをそろそろ本気で考えないといけないのかなと感じています。

 

自分が抱えるモヤモヤ感にとてもフィットするインタビュー記事でした。

 

今後は、私は仮に人事を担当する部署に異動になった場合の人事戦略を考えて、ブログで共有したいと思います。

 

全ての入り口は、採用にあります。

エントリーマネジメントという概念は前職のときから非常に大切にしていた考え方です。それをどれだけ広げられるか、私の挑戦だと思っています。

 

採用を変える、組織が変わる

採用を変える、組織が変わる

 

 

公務員の働き方改革について

◎今日のブログのまとめ

 ・何をするか(To Do)ではなく、どう在りたいか(To Be)という観点の重要性

 

国の方針に従い、公務員も民間企業も働き方改革が叫ばれています。

当然、長時間の労働を強いられて、命を落とす、健康を害すということは絶対にあってはなりませんし、今後そういったことで苦しむ方を生み出さないということは絶対に必要なことです。

 

ただ、ひとえに働き方といっても、様々であり、業務改善、業務のスクラップアンドビルド、PCスキルの向上、サテライトオフィス、在宅勤務、会議の見直しなど、レベル問わず、多くの打ち手のようなものが展開されています。

 

一人ひとりが日々工夫をしながら、業務改善を図ることはとても重要です。

できればそれを多くの方に共有し、全体の生産性を高めるために横展開していくことも大切です。

 

そんなときにそもそもなぜ業務改善をするのか、工夫をするのかという点は一人ひとり考えるところはあるかもしれません。

個人的には、仕事は好きなのでより効率的に進めたいですし、その空いた時間でより自分が挑戦したい分野や突き詰めたい仕事に向き合いと思っています。

また、プライベートや子供、家族との時間をより充実させたいという思いがあります。

 

実はこのあたりの腹落ち感、納得感がないとこの手の全体的な改革は頓挫してしまう可能性が高いかなと思います。

 

そこでより重要なのが、自分自身「何をするか?(To Do)」という観点よりも自分自身「どう在りたいか?(To Be)」という観点かなと考えています。

 

どういった自分で在りたいか?

この考えが仕事とプライベートの境界をなくします。

そういう意味で仕事もプライベートも全く別物ではなく、ある意味分けることができないのかなと思います。

 

仕事での自分、家庭での自分、一人での自分。

これはペルソナの使い分けはあっても、一人の自分という個であることには変わりがありません。

 

あなたは、公務員としてどう在りたいですか?

これからはより求められる観点だと感じます。

 

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

 

 

 

公務員の働くやりがいについて考える②

◎今日のブログのまとめ

 ・公務員自身が感じる仕事へのやりがいは総じて低い事実がある。

 ・公務員の働き方改革の不思議

 ・生産性を高めるためには、仕事にやりがいを感じる公務員を増やすしかない。

 

前回のブログで、公務員の働き方改革について、少し触れましたが、今回は『そもそも論』として働くということを考えるにあたり、最も大切な点についてお話します。

k-hacks.hatenablog.com

 

ずばり、『仕事のやりがい』です。

公務員は国家、地方とわず、自分の仕事にやりがいを感じている方が決して高くないと思います。残念ながら私が所属する県庁もその割合は低く、50%にも届いていません。

職員2人に1人は、自分の仕事にやりがいを感じていないというのはかなり危機的な状況だなと感じています。

前の会社では、ありえない数字だし、そもそも仕事のやりがいというのは自分で見つけるものであり、与えられるものではないと根本的には感じますが、公務員の世界は独特なところなのです。

 

元々、人の役に立ちたい、国、地方の魅力を高めいたい、不満、不安、不足などの「不」を解消したい、地域を元気にしたい等、皆それぞれが志を持って、公務員の世界に入ってきていると思います。

それでも自分の仕事にやりがいを持てないのは・・・

いくつか理由はあります。

  • そもそも仕事の成果が見えづらい
  • 意思決定プロセスが長い、遅い、面倒くさい
  • 利害関係者が多く、玉虫色になる
  • 悪い意味での公平性(マーケティング観点が効きにくい)
  • 誰かがやらないといけないんだけど地味で面倒くさい事務作業という現実
  • 希望する業務を基本的に担当できない

などなど、挙げたらきりがありません。

 

より直裁的にやりがいに直結させるのであれば、自分がやりたいことを仕事にすることです。つまり、各人の希望をふまえて、人事・配置をするということ。

ただし、これは当然官民問わず、簡単な話ではありません。

仕事の重要性、本人の能力、人事の意向などに応じて、決定されるものです。

 

それはよくわかっているのですが、役所の人事を見ると基本的には、その人の強みを生かすというよりも、弱みを改善することに目がいきがちな気がします。

弱みを改善することでその人の強みがより生きるというのであればそのやり方もありかなとは思いますが、基本的には皆が満遍なく様々な仕事を経験し、同じような能力を持つ人材をいかに多く作るかという思想が根底に強くあるというように感じます。

 

今までの時代は、ある程度仕事も定型化されていたのでそういった人材で幅広くカバーするというのは理解できます。

 

しかし、今は、課題設定から問題解決までかなり複雑で部署によっても扱う領域、ステージは異なるわけです。そういった環境をふまえるとますます一人ひとりの強みにフォーカスする人事が求められると感じています。

何でもできる人は、もしかすると何にも結局はできない人 なのかもしれません。

 

いかにして人の強みを生かして、やりがいを持てる状態を作れるか。

この点を見ずして、小手先の手法論に陥る働き方改革はまさに絵に描いた餅に終わることは明らかです。

 

ここにメスを入れられるのは、現場ではなく、トップのリーダーシップが鍵です。

現場が責任逃れをするわけではありませんが、人事制度は労働組合との兼ね合いもあり、いじるのが非常に大変です。

 

○知事のリーダーシップの好例だと思います。

headlines.yahoo.co.jp

 

働き方改革は、制度論としてではなく、本質的な人事制度改革だとどれだけの人が理解しているか。それがわからないと、結局は何か新しいことに変えるためにまた新しいルールができて、運用が面倒くさくなり、使わなくなるという公務員らしい悪循環に陥るのです。

 

働き方改革は、いかに一人ひとりの強みを生かすかという人事改革なのです。

 

 

公務員の働くやりがいについて考える①

◎今日のブログのまとめ

 ・公務員自身が感じる仕事へのやりがいは総じて低い事実がある。

 ・公務員の働き方改革の不思議

 ・生産性を高めるためには、仕事にやりがいを感じる公務員を増やすしかない。

 

昨今、何かと『働き方改革』が叫ばれて、公務員の世界でもその動きは顕著に現れています。国、都道府県、市町村で大なり小なり、様々な提言等がされていると思います。

公務員の働き方改革 第 1 回 「働き方改革」を考える上での公務員の業務の特色 - パブリックセクター (公共・医療・教育機関) 向けポータル

 

いかにどうでもよい仕事をなくすか、簡素化するか。

どうでもよい会議をいかになくすか、議事録作成の時間を減らすなど、細かいところで見ると官民問わず、改善しなければならない項目はたくさんあると思います。

最近のテクノロジーを活用し、なるべく積極的に使いながら効率化に向けてチャレンジすることは大切だと思います。

 

まずは、とりあえずやってみる!というスタンスは大切です。

いいことでも変化するということは、従来からの動きに慣れている人からするとやや面倒臭いと感じ、行動につながらないこともあります。何事も最初は慣れが必要です。現状のままでいいと思っているのなら変えなくてもいいと思いますが、何らかの変化を求めていながら実際にチャレンジすることを嫌がり、文句を言うだけではただの評論家です。

そのため、まずはとりあえずやってみる!うまくいかなければ改善すればいいし、仮にあまり効果がないとわかったとしても、その事実が検証できたと思えばいいかなと思います。

 

書籍などでもこのテーマについては現在多くの著者が扱っています。

 

働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社

働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社

 

 

ただ、どうしても改革の前に気にしなければいけないのは、なぜ業務を効率化して、生産性を上げるか?という点に一人ひとりが納得感や答えをもっていないと、改革は結局はTODOが増えるという役割意識としか考えることはできません。

 

私の答えとしては、『プライベートの時間も大事にしつつ、本質的な仕事に時間を使うことでより良い成果につなげること』かなと思っています。

そのためには限られた時間の中でいかによい仕事をするか?という観点ですね。

 

この働き方改革は、個人の志向によりその取り組み度合い、対応が変わってくると思います。

 

一方で、公務員として仕事にやりがいを感じているか?という観点も極めて重要になります。

 

次回はこのあたりについてお伝えしたいと思います。