【読書メモ】モチベーションの根っこというお話
今日はモチベーションの根っこ、源泉についてのお話。
仕事をするにも、趣味を楽しむにも、何でもいわゆるモチベーションってやつが下敷きにある。
社会人10年を超えると、もはやモチベーションが上がらない、出てこないというようなことはない。自律的に動ける人は、ある意味モチベーションなんて関係ないのかもしれない。自分は全然そんな境地には行けてはいませんが。
ふと、読んだ本の中にあった一説。
「嫉妬心や怒り、悔しいという気持ちをモチベーションにして動く人も多いと思いますが、ぼくはそういう負の感情はなるべく長時間、抱かないようにしています。なぜなら、そういうマイナスの感情を使って立てる目標は、どうしても小さいものになってしまうからです。」
ここでいう「嫉妬心や怒り、悔しいという気持ちをモチベーションにして動く人」は僕のことです。完全に。特に怒り。
今までずっと怒りをエネルギーに変えて、ここまでやってきました。
どうやら間違っていたようです。間違っていたと言い切ると自分が切なくなるし、場合によっては功を奏したことも少なくありません。
でも、さらにこう続きます。
「負のエネルギーは力を持つのですが、長期的に見るとそれでできることなんて、案外小さいのです。「余の中を良くしたい」「人を楽しませたい」といった正のエネルギーのほうが、大きなことを実現できる。」
うーん。確かにわかります。
ライバル視をしてる人たちとのちょっとしたことに一喜一憂し、何となく溜飲を下げるという流れ。
時に、怒りや悔しさは爆発的な力を生みます。でもそれだけでは何より自分がハッピーになれないような気がしてます。
もっとシンプルに、世の中の役に立てる仕事をしたい。目の前の人の役に立ちたい。
そういった思いで紡ぐ仕事のほうが長続きするし、心からやりたいって思えるのだと思うような気がする。
でももちろん、怒りや悔しさをエネルギーに変えるのも大事。でもそれはある種のドーピングみたいなものなのかもしれない。
それだけに頼って、ここまで来ちゃいました。自分の中で今ひとつ自分の仕事に自信が持てないのはここに鍵があるように思う。
素敵な気付きをくれた本は、
佐渡島庸平さんの「ぼくらの仮説が世界をつくる」でした。