個人の経験、適性を生かした組織づくりへ
◎今日のブログのまとめ
・公務員の配属の現状
・個人の経験、適性を生かした配置へ
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員」賞を受賞した福井県庁の岩田早希代さんのインタビューを拝見して、「仰るとおり!!」と何度も共感し、最終的には感動すら覚えるものでした。
この人とは朝まで飲んで語りたいと勝手に思っています。共通の知り合いがいたら、紹介してもうおうかな♩
◎インタビュー記事
中でも、今回は公務員の人事、配置について考えてみたいと思います。
ちなみに過去のブログ記事でも取り上げているのでご興味があれば併せてお読みください。
まずは岩田さんのインタビュー記事からコメントを抜粋します。
『社会人経験者採用とか海外生活経験者採用枠とかで入った人も、その経験が生かされてないような仕事をしている。職場全体に言えることですが、個人の経験や専門性を生かせる配置や環境にすべきだと思います。』
この一言に尽きます。
ちなみにこの岩田さんは、広報分野のスペシャリストとして任期付きで採用をされた方ですので、当然、受け入れる組織はその方の経験を生かすために最大限の環境を整えることが求められます。スペシャリスト採用とはそういうものです。普通に民間企業が求める即戦力であれば、欲しければ、そのターゲットに必要となる環境を整備した上で募集をします。それでもターゲットが採用できないのはざらです。
そういう点からして、とりあえず県の広報力、発進力を高めるために外部から経験者を採用しよう、採用したら何とかしてくれるだろうと。これはかなり危険な考えです。
でもそういった考え方が役所には当たり前のようにはびこっています。
これでは経験者もその経験を生かしにくいです。
ましてやその経験者のアウトプットの凄さをわかる人がいなければ、孤独との戦いです。このかたのように当事者意識が高くなければ、ここまでの仕事はできないと思います。
私も民間経験者枠で採用されました。
もっとも岩田さんと異なり、任期付ではなく、あくまで行政職としての採用ですのでスペシャリスト採用というわけではありませんので、幅広く業務を経験することは大切だし、必要だとも思っています。
ただ、愚痴っぽくなりますが、正直、なんで私がこの部署なのか?という思わざるを得ない配置があったりします。
何のために中途採用をするのか、何を期待するのか、どこにはめるのか、中途採用なりのキャリアプラン、キャリアパスをそろそろ本気で考えないといけないのかなと感じています。
自分が抱えるモヤモヤ感にとてもフィットするインタビュー記事でした。
今後は、私は仮に人事を担当する部署に異動になった場合の人事戦略を考えて、ブログで共有したいと思います。
全ての入り口は、採用にあります。
エントリーマネジメントという概念は前職のときから非常に大切にしていた考え方です。それをどれだけ広げられるか、私の挑戦だと思っています。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 経営 > 経営戦略・管理
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,100円