【読書メモ】公務員が刺激をもらう本
読書の習慣があると、日々新たな刺激があり、楽しいものです。
今日のご紹介は、人生の勝算 (NewsPicks Book)
動画メディア SHOWROOMを展開する前田裕二さんの本です。
(近々、第2作目が発売される予定です)
実は発売当初(2017年6月)に購入し、読んだのですが、改めて読みたくなり、再読しました。(最初に購入したものはメルカリで出品したので改めて買いました)
不思議な本です。
本人の生い立ちから事業の立ち上げ、これまでの経緯を紹介している本。
幼少期に親を失い、小学生の頃から路上でストリートミュージシャンとしてお金を稼ぎ、その後外資系証券会社での活躍、DeNAでの苦悩、今に至る流れなどが赤裸々に記されています。
とにかくとんでもなく苦労し、とんでもなく努力をして、今、そしてこれからを作っている人であることが分かります。
ただ、どうしてもこの手の成り上がり系の本って、「すごい!」と感心するものの、自分にはまねできないと思ってしまったり、どうしても著者の自慢などがあり、少し嫌みを感じたりするところがあるけど、この本にはそういった思いを感じさせず、自分も頑張らねば!と奮い立たせてくれる言葉があります。
それがなぜなのか?を考えることがこの本の最大の価値なのかなと思っています。
思うに、とにかく自分に降り掛かる出来事を他責にせずに、自責で捉えていること。
そして、自分がコントロールできることに対してはとにかく最大限の努力をして、結果にコミットすること。
極端な話、誰でも意識できること、やれることを徹底している。
ただ、その徹底ぶりがえげつないんだなと。
・与えられた環境から逃げない(他責にしない、当事者意識を持つ)
・できることに集中し、徹底的に結果を求める(徹底的に徹底する、コミットする)
できるようでいて、できない。
だからこそ難しい。
でも、頑張れば前田さんのような人生を描けるかもしれない。
そんな頑張ろうと思っている人を応援する前田さんのスタンスも素敵だと思う。
民間にいた身としては、非常に仕事への向き合い方など、共感できる部分がほとんどでした。
公務員の人にはあまりピンとこないのかもしれませんが、公務員としても、他責にせず、自分の仕事にフルコミットして、良い仕事をしたいものです。
ぜひ、まだ読まれていない方はご一読ください。
また、2作目は、メモの取り方についての内容だそうで、これはこれで事務作業を生業とする我々には楽しみな本です。