民間企業から地方公務員に転身した人のブログ

民間企業から地方公務員(県庁)に転身した男が、日々遭遇する違和感に苛まれ、また気付きを得ながら悪戦苦闘している様をご紹介します。記事内容は、#仕事術 #転職 #就職 #キャリア #公務員の仕事 などを中心に紹介しています。

決まったことを正しくやるだけになってないか?

 

内容としては、なるべくポジティブなものを扱いと思いつつも、やや公務員の仕事の進め方にネガティブな感じになっちゃいますが、自分も棚に上げずに自戒を込めて綴りたいと思います。

 

年末年始に改めて、民間から県庁に転身した一年目のことを思い出していました。

そのときに感じた感情や直面した出来事などの違和感はスルーしてはいけないなあと思っています。

 

①とにかく面倒臭い

数年前になりますが、私は民間企業の営業職から地元の県庁に社会人枠として入庁しました。

最初の配属は、福祉系の部署でした。

業務内容的には全く前職の経験が活きるところではありますが、職務内容的には少しだけ前職の経験を活用できそうな部署で、配属先に面を喰らいながらもワクワクして初日を迎えた気がします。

 

新採用の場合は最初一週間くらいは新採用職員研修に参加するので、実稼働はその後です。

 

担当したメインの業務は、奨学金の運用でした。

募集、審査、決定、支払、継続者の確認に始まり、返還の対応、未入金の回収などもあり、もっというと過去の宿題案件も非常に多くあり、そういった事務を地道に潰していく感じ。

とにかく、最初に感じたのは『とにかく面倒臭い』。

何でも起案して、とにかく地道に各フェーズに応じて進捗管理をする。また分かりにくい手引きが当然機能せずに奨学金を借りたい人や親から毎日のように電話がかかってくる。

または返せないと泣いて電話してくる本人や親。そもそも制度がおかしいと今更文句を言ってくる人。私の対応がなってないとよく分からないところに文句をつけてくる人。

そして、係でこの業務がわかるのは私だけ。

 

やって当たり前の世界

起案も基本的にはスルーで、誰も他人の仕事に興味がない、気が回らないという感じ。

 

②称賛ではなく、批判の文化

他人や仲間を褒めるのではなく、何かと文句を付けたくなる文化。誰かのミスをどこかで期待しているような雰囲気。

 

前職と真逆な組織風土に嫌気がさすことが今でもよくあります。

良い仕事は自分たちで褒めあってもいいのではないか?例えそれが自分よがりなものであっても。

 

褒めはしないけど、人のミスはよく覚えている。

 

自分たち自身がつまらなく仕事をしているからこそ、誰かが楽しく、ハッピーに仕事を気に入らないと思う風土。自分だけでなく、皆が苦しめばいいと思ってる性根の腐ってる連中。

 

精神的な余裕やチームから感じる信頼感がなければ、人は萎縮し、チャレンジしなくなります。

 

私達、公務員は、自分たち自身で自分たちのチャレンジ精神を腐らせているのです。

 

そんな職場で働き方改革なんて実現できるのだろうか。

できっこない。

 

まとめ。

私がこだわることは二点。

とにかくシンプルに分かりやすくする。

スピード感を持って仕事をする。

 

ネガティブではなく、ポジティブに。

向き、不向きではなく、前向きに。

批判ではなく、称賛、兆しを。

 

どんな組織も一人の行動からしか変えられない。そう信じてやるしかない。