民間企業から地方公務員に転身した人のブログ

民間企業から地方公務員(県庁)に転身した男が、日々遭遇する違和感に苛まれ、また気付きを得ながら悪戦苦闘している様をご紹介します。記事内容は、#仕事術 #転職 #就職 #キャリア #公務員の仕事 などを中心に紹介しています。

社会人枠向けの公務員試験って

楽勝です。

もう受けてから5年位経つので、正確にはその当時は「楽勝でした」ってことになるかもです。

ちなみに私の頃の内定倍率は100倍超です。

低くはないけど、国とかと比べると低いとは思います。

 

ちなみに前職は民間の業界最大手だったので、間違いなくその会社の内定倍率の方が圧倒的に高かったと思います。

 

本題ですが、私が受けたときは本当に楽勝でした。

筆記試験、面接複数回、適性試験でしたけど、正直、落ちるわけないって感じてました。

 

最終面接で人事委員会の委員長から結構厳しく質問されたのでそこは少し不安なところではありましたが、回答内容で齟齬はなかったし、それなりの手応えもありました。

 

なんで楽勝だったかと言うと、自分と同じ受験者を見ていても、正直、パッとしない人(見た目がキッチリしていない。例えばスーツが自分に合っていない。とか)、話しても挙動不審というか、何か普通に会話できないなぁとか。目を見て話せないとか。筆記試験のウェイト全然重くないのに、試験会場でギリギリまで参考書を何冊も机に出して、勉強している人とか。

 

言葉悪いけど、一緒に働きたいと思える人はいませんでした。

その時、一人だけ気になった男性がいた位です。結果的に内定はその男性と私だけでした。(偶然、同じ年齢で大好きな唯一の県庁の同期です)

 

もっと新卒の就活のときのように見た目もちゃんとしてて、コミュニケーション能力高くて、頭も良くて行動力もあるような人たちと戦っていたときの採用活動とは雲泥の差でした。

 

そういう意味で県庁が取りたいターゲット人材が応募者に占める割合は多分かなり低いんだろうなぁって思ってます。

(今はどうなのかは分かりませんが)

 

社会人採用は、文字通り社会人を採用するわけですが、採用する側としては、中途市場から新卒市場では採用できないタイプを採用したいからそういった活動をするわけです。

 

言葉悪いけど、新卒で採れるレベルはとらないし、どんなに頭良くて、ペーパーテストが優秀でも、社会人としての実績を採用する側に伝えられる人間でないと採用はされません。

 

もっとストレートに言うと、民間で活躍出来ていなかった人は、公務員になったからって劇的に仕事ができるようになるわけではありません。

できる人はどこでもどうにかするものです。 

もちろん、環境が本人のパフォーマンスに与える影響はもちろんあるので100%の力を発揮できないケースはあります。でもできる人はそこで足掻いて、昨日できなかったことをできるようにするために必死になるんです。

 

今の仕事がしんどいから、公務員楽そうだし、行きたいというような人は正直、いらないんです。

 

今の仕事を全力でやって、それでも様々な事情でUターンをしないといけない、地元をベースに働いていきたいという人にこそ、私は社会人枠で公務員になってほしいと思ってます。

 

切磋琢磨したいのです。

前向きに仕事にチャレンジできる、そんな人材が多く公務員の世界に入ってきてくれる、そんな社会になってほしいです。

 

公務員の仕事量は増えるし、企画系業務も増えます。益々、公務員はしんどい世界に向かうし、でも人はあまり増えません。

 

だから公務員は全然うまみはないですよ。

 

より成果が求められる環境になっていきますしね。

 

一生懸命、仕事に向き合ってきた人で気概があるしか要りません。

(採用担当じゃないけど笑)