【キャリア】就・転職に資格は有利という噂について
ほぼ日ブログをだいぶさぼってしまっていました。
Twitterをみていると、公務員をやめて、民間への転職を考えている方がいるため、少し思うところがあり、久し振りにブログを書いてみました。
(勢いのまま書くので推敲せず出しちゃいます)
就職・転職の際に資格を持っていた方が良いか?という点については、
明確にその資格などを求める人材要件(例えば、TOEIC900点以上とか)であれば、選考基準のため必要ですが、それ以外の求人案件においては正直、有利になるほどのものではありません。
ただし、仮に評価基準が完全に同レベルであったAさんとBさんがいた場合は、職務に関係ありそうな資格や英語のスコアを持っている方が最後の判断の決め手になる可能性はあるかもですが、正直、その程度かなと思います。
当然、不利にはならないと思います。
公務員から民間への転職を考えている方や、逆に民間から公務員を目指す方もいると思いますが、いずれもあまり資格そのものを持つこと自体はあまり選考にも有利にはつながらないと思います。
もちろん、本人の志向や目指すキャリアにつながるものであれば、それは必要だと思えば目指すべきだと思いますが、とりあえずTOEIC受けるとか、行政書士とるとか、FPとるとかはあんまり意味ないと思います。
就・転職にあたり、不安を解消するのであれば、自分のこれまでのキャリアの棚卸しをしっかりと言語化しておくことがまず大切です。
ご自身の仕事を振り返れば、当然、様々な業務を経験しているわけですし、仮に営業職を経験していたとしても、誰に、どういった商材を、どうように提案しているか、またお客さんの属性に応じて、どういった営業戦略のもと、動いていたか等を明確にすることは大切です。特に営業のように成果を売り上げ以外で定量化しにくいものであればなおさら大切かなと思います。
その上で、より伸ばしたいスキル、経験や逆に必要としているのだけど、不足しているスキル、経験を明確にするわけです。
その過程で必要な資格があり、上記にはまるのであれば目指せばよいと思いますし、その後のキャリア形成にもつながるし、傍から見ても(面接官が聞いても)違和感がないかなと思いますし、そういった資格は活きます。(目的的なので)
私は以前にクランボルツの計画された偶発性理論を知ったときに「なるほどな!」と感じました。
- 作者: J.D.クランボルツ,A.S.レヴィン,John D. Krumboltz,Al S. Levin,花田 光世,大木 紀子,宮地 夕紀子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: 単行本
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この本はご自身のキャリアを整理する上でもとても大切な考え方に触れることができますのでおすすめです。
この中で、キャリアというのは、思いがけないことをきっかけとして形成されていくというものです。思わぬ異動、思わぬ勤務地、思わぬ職種、プライベートでの出会いなど、それを振り返ってみたときに実は繋がっているという考え方です。
(このように書くとスピリチュアル感でますが、実際はもっとまじめな理論です笑)
正確に言うと、繋がっているというか繋げるという意味合いかなと思います。
私もよく振り返るときにこの考え方に立つ事があります。
当然、キャリアというのは自分の思い通りに描きたいものの、実際は様々な影響下で左右されます。だからといって、行き当たりばったりでは良くないので、大まかにこういった仕事をやりたい、こういったキャリアを描きたいというイメージを持っておくことは大切です。
その上で、自分の今の環境を踏まえて、磨けるスキル、補えるスキルなどを整理するわけです。
今の仕事で難しいようであれば、社内の他部署や他の職種などで叶えられるか考えるのです。
それでも駄目で他にやりたいことが他社でできるのなら、転職すればよいのです。
一番駄目なのは、とにかく現状から逃げたいから転職するということ。
会社を変えても、自分自身は変わりません。
自分を変えられるのは自分自身であり、それは今の会社でもできることです。
自分の仕事の棚卸しをしてから、転職について考えてください。
自分の仕事の棚卸しをしてから、資格勉強にいそしんでください。
- 作者: J.D.クランボルツ,A.S.レヴィン,John D. Krumboltz,Al S. Levin,花田 光世,大木 紀子,宮地 夕紀子
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計画された偶発性理論とは逆の考え方として、キャリアアンカー理論があります。
キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう (Career Anchors and Career Survival)
- 作者: エドガー・H.シャイン,Edgar H. Schein,金井寿宏
- 出版社/メーカー: 白桃書房
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キャリア観としてどちらの考え方が合うかは人それぞれ。
人生の棚卸しとして、読んでおいて損はないはず!
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